コツコツFP用語辞典
コツコツFP 用語辞典›金融資産運用

目論見書・運用報告書

2級から

FP2級から出てくる用語です。3級では覚えなくて大丈夫です。

どちらも投資信託を買う人・持っている人に向けた説明書類です。「いつ受け取るか」で呼び名が変わります。

  • ・目論見書:購入前に必ず受け取る書類です。運用方針やリスク、手数料などが書かれています(交付目論見書は必ず、請求目論見書は求められたら交付)。
  • ・運用報告書:購入後、決算ごとなどに届く書類です。実際の運用状況や基準価額の推移が書かれています。

「買う前に読むもの・買った後に届くもの」と覚えると区別しやすいです。

交付目論見書と請求目論見書(購入前の説明書類)2級からひらく ▼とじる ▲

目論見書は購入前に投資家へ渡される説明書類で、2種類あります。交付のタイミングと詳しさが違います。

  • ・交付目論見書:購入前にあらかじめ(または購入時に)必ず交付されます。ファンドの目的・特色、投資のリスク、手数料など、投資判断に必要な重要事項が記載されます
  • ・請求目論見書:投資家から請求があったときに交付されます。ファンドの沿革や経理状況など、より詳細な情報が記載されます

あらかじめ投資家の同意を得れば、書面に代えてウェブサイトなどの電磁的方法で交付することもできます。「購入前に必ず渡される重要事項の書類」といえば交付目論見書です。

運用報告書(購入後の報告書類)2級からひらく ▼とじる ▲

運用報告書は、原則として決算期ごとに作成され、そのファンドを保有する投資家(受益者)に交付される報告書類です。運用実績や基準価額の推移、費用の状況などが記載されます。

運用報告書は2段構えになっています。

  • ・交付運用報告書:重要な事項をまとめたもので、販売会社を通じて受益者に交付されます
  • ・運用報告書(全体版):詳細な内容を記載したもので、運用会社のウェブサイト掲載などの方法で提供されます

目論見書が「買う前に読むもの」なのに対し、運用報告書は「買った後に届くもの」と区別すると覚えやすいです。

作る人と渡す人(役割分担)2級からひらく ▼とじる ▲

どちらの書類も、作成するのは委託会社(運用会社)、交付するのは販売会社という分担です。

表:目論見書・運用報告書の作成者と交付者

ファンドの中身を知っているのは運用を指図する委託会社なので、書類を作るのも委託会社です。投資家との窓口は販売会社なので、渡す役は販売会社が担います。「販売会社が作成する」とする記述は誤りです。

⚠️ 試験のひっかけポイント

  • ・

    購入前に必ず交付される書類を「請求目論見書」とするのは誤り。必ず交付されるのは交付目論見書(請求目論見書は請求があったとき交付)

  • ・

    「運用報告書は購入前に必ず交付される」は誤り。運用報告書は購入後、決算期ごとに交付される運用状況の報告書

執筆・編集:コツコツFP編集部/編集長:Taro

内容の確認情報

最終内容確認日:2026.08.05

主な一次資料・確認先

  • 日本証券業協会:日本証券業協会 投資信託等の目論見書に関するQ&A(令和7年4月版)
  • 投資信託協会:投資信託協会 運用報告書
内容確認・法改正への対応方針を見る →

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