「将来、決まった値段で買う(売る)権利」そのものを売買する取引です。買う権利をコール、売る権利をプットと呼びます。ふつうの売買と違い、あくまで権利なので、使うか使わないかを選べるのが特徴です。相場が思わぬ方向に動いても損を一定に抑えたり、値動きに備えたりする道具と捉えるとよいです。デリバティブ(金融派生商品)の代表格です。
FP3級から出てくる用語です。2級・1級でも必要になります。
「将来、決まった値段で買う(売る)権利」そのものを売買する取引です。買う権利をコール、売る権利をプットと呼びます。ふつうの売買と違い、あくまで権利なので、使うか使わないかを選べるのが特徴です。相場が思わぬ方向に動いても損を一定に抑えたり、値動きに備えたりする道具と捉えるとよいです。デリバティブ(金融派生商品)の代表格です。
オプションは権利の種類が2つあります。コール・オプション=原資産を買う権利、プット・オプション=原資産を売る権利です。「カ行つながりでコール=買う」と覚えます。
もう一つの軸が買い手か売り手かです。買い手は権利を持ち、使うか放棄するかを選べるため損失が限定されます。売り手はプレミアム(オプション料)を受け取る代わりに、買い手が権利を行使したら応じる義務を負います。
表:コール・プット別にみた買い手・売り手の最大利益と最大損失
共通する原則は、買い手は損失がプレミアムに限定、売り手は利益がプレミアムに限定されることです。
一方、「無限定」になるのはコールの側だけです。プットは原資産価格が0円までしか下がらないため、買い手の最大利益も売り手の最大損失も理論上の上限があります。
買い手は権利を放棄できるので、最悪でも支払ったプレミアムを失うだけです。行使するかどうかを自由に選べるのは買い手で、売り手は選べません。
オプションの価格をプレミアム(オプション料)といい、本質的価値+時間的価値で決まります。
本質的価値は、いま権利行使したらいくら得かという分です。例えば権利行使価格1,000円のコール・オプションで原資産価格が1,200円なら、本質的価値は200円あり、その分プレミアムは高くなります。
時間的価値は次の2つで大きくなります。
権利を行使できる時期で、オプションは2タイプに分かれます。
先物・オプションはデリバティブ(金融派生商品)です。使い方には次の種類があります。
保有株の値下がりに備えるヘッジなら、株価指数先物を売り建てる(売りヘッジ)のが原則です。
スワップ取引はキャッシュフローを交換する取引です。金利スワップは同一通貨で利息部分のみ交換し、元本は交換しません。通貨スワップは異なる通貨間で元利金を交換し、原則として元本も交換します。
「コール・オプションは売る権利」は誤り。コール=買う権利、プット=売る権利。カ行つながりでコール=買うと覚える
買い手と売り手の入替えが最頻出。買い手は損失がプレミアムに限定、売り手は利益がプレミアムに限定。ただし「無限定」になるのはコール側で、プットは原資産価格の下限が0のため買い手の利益・売り手の損失とも有限
「権利行使を自由に選べるのは売り手」は誤り。選べるのは買い手で、売り手は行使に応じる義務を負う
「満期までの期間が短いほどプレミアムは高い」は誤り。期間が長いほど時間的価値が大きくプレミアムは高い
「ボラティリティが大きいほど時間的価値が減りプレミアムは低下」は誤り。ボラティリティが大きいほどプレミアムは上昇する
アメリカン/ヨーロピアンの入替えに注意。アメリカン=満期までいつでも行使、ヨーロピアン=満期日のみ
「通貨スワップは金利スワップと同様に元本を交換しない」は誤り。通貨スワップは原則元本も交換、元本を交換しないのは金利スワップ
「保有株の値下がりヘッジは株価指数先物の買い建て」は誤り。保有中は売り建て(売りヘッジ)が有効
「カバードコールは株価が上昇するほど利益が無限に拡大」は誤り。カバードコールの利益は権利行使価格までに限定される
主な一次資料・確認先
オプション取引を、問題で身につける
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