外貨預金などで円と外貨を交換するときに使う、銀行が示す為替レートです。名前は銀行から見た「売る・買う」で決まります。
- ・TTS …銀行が外貨を売るレート。顧客が円を外貨に換える(預け入れる)ときに使う。
- ・TTB …銀行が外貨を買うレート。顧客が外貨を円に戻すときに使う。
- ・基準となる仲値(TTM)に手数料を上乗せ・差し引きして決まり、TTSとTTBの差が銀行の為替手数料になる。
「預け入れ(Start)はS=TTS、円に戻す(Back)はB=TTB」と覚えると、どちらを使うか迷いません。
FP3級から出てくる用語です。2級・1級でも必要になります。
外貨預金などで円と外貨を交換するときに使う、銀行が示す為替レートです。名前は銀行から見た「売る・買う」で決まります。
「預け入れ(Start)はS=TTS、円に戻す(Back)はB=TTB」と覚えると、どちらを使うか迷いません。
S=Sell・B=Buyは銀行が主語です。
銀行が外貨を売る(=顧客は外貨を買う)のがTTS、銀行が外貨を買う(=顧客は外貨を売る)のがTTBです。
表:TTS・TTM・TTBの意味と円⇄外貨の適用場面
覚え方は「Start(預入れ)はS、Back(円に戻す)はB」。TTSは仲値より高く、TTBは仲値より安く設定され、TTS>TTM>TTBの関係になります。このTTSとTTBの差(スプレッド)が金融機関の為替手数料です。
外貨預金の計算は「預入れはTTS、払戻しはTTB」の一手順だけで、TTM(仲値)はダミーです。
計算例(為替差益):
預入時TTS140.00円で10,000米ドルを預け入れ、満期時TTB145.00円で円に戻す。 1. 払込円貨 = 10,000ドル × TTS140.00円 = 1,400,000円 2. 受取円貨 = 10,000ドル × TTB145.00円 = 1,450,000円 3. 為替差益 = 1,450,000 − 1,400,000 = 50,000円
計算例(円ベース利回り):
TTS150.00円で10,000ドルを年利2.0%の1年定期に預け、満期時TTB149.00円で円に戻す。 投資額 = 10,000 × 150.00 = 1,500,000円 満期ドル元利金 = 10,000 × 1.02 = 10,200ドル 受取額 = 10,200 × 149.00 = 1,519,800円 利回り = 19,800 ÷ 1,500,000 × 100 = 1.32% 外貨ベースの2.0%でも、為替手数料の分だけ円ベースでは目減りします。
レートの取り違えが最頻出。円→外貨(預入)はTTS、外貨→円(払戻)はTTB。逆に使わせる誤答が定番で、TTM(仲値)は計算に使わないダミー
「TTSとTTBは仲値(TTM)と常に一致する」は誤り。仲値に手数料を加減したものなので一致しない(TTS>TTM>TTB)
「顧客が外貨を買う際のTTSは、外貨を売る際のTTBより低い」は誤り。TTSはTTBより高い
為替差益の所得区分のすり替えに注意。予約なしは雑所得・総合課税、予約ありは利息と一体で源泉分離課税
「外貨預金は預金保険制度で保護される」は誤り。外貨預金は預金保険制度の対象外
主な一次資料・確認先
TTS・TTB(為替手数料)を、問題で身につける
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