コツコツFP用語辞典
コツコツFP 用語辞典›リスク管理(保険)

団体信用生命保険

2級から

FP2級から出てくる用語です。3級では覚えなくて大丈夫です。

住宅ローンを借りた人(債務者)が返済の途中で死亡・高度障害になったときに、残っているローンを保険金で完済するための生命保険です。略して「団信(だんしん)」と呼ばれます。

  • ・保険金は遺族ではなく、債権者である金融機関に直接支払われ、そのままローン残債の返済に充てられます。
  • ・遺族が現金を受け取るのではなく、「ローンがゼロになる」という形で守られます。
  • ・保険料は年齢・性別による差がなく、ローンの残高などに応じて決まります。

「万一のときに家族に借金を残さない」のが団信のいちばんの役割です。民間の住宅ローンでは加入がほぼ必須ですが、フラット35では加入は任意です。必要保障額を計算するときは、団信付きローンの残高は遺族の支出に含めない点も要チェックです。

保険金は誰に支払われるか(受取人と役割)2級からひらく ▼とじる ▲

団信の被保険者は住宅ローンの債務者本人です。返済期間中に債務者が死亡・高度障害になると、死亡保険金は遺族ではなく債権者である金融機関に直接支払われます。保険金はそのまま住宅ローンの残債務の返済に充当されます。

つまり遺族が現金を受け取るのではなく、「ローンがゼロになる(残りの返済が不要になる)」という形で守られる保険です。

被保険者・受取人・保険金の使いみちを整理すると次のとおりです。

  • ・被保険者:住宅ローンの債務者本人
  • ・保険金受取人:金融機関(債権者)
  • ・保険金の使いみち:住宅ローンの残債務の返済に充当
保険料の決まり方と生命保険料控除2級からひらく ▼とじる ▲

団信の保険料は、被保険者の年齢・性別による差がなく、借入金額(残高)などによって決まるのが一般的です。保険料は住宅ローンの金利に含まれている形が多くみられます。

この金利上乗せ分の保険料は、契約者本人が保険金を受け取る通常の生命保険とは仕組みが異なります。そのため、一般の生命保険料控除の対象にはなりません。

⚠️ 試験のひっかけポイント

  • ・

    「死亡保険金は債務者の遺族が直接受け取る」は誤り。保険金は金融機関(債権者)に支払われ、ローン残債の返済に充当される(遺族はローン返済義務がなくなる)

  • ・

    「保険料は年齢・性別によって異なり、借入金額にかかわらず一定」は誤り。実際は逆で、年齢・性別による差はなく、借入金額(残高)などで決まる

  • ・

    「団信の保険料(金利上乗せ分)は一般の生命保険料控除の対象となる」は誤り。生命保険料控除の対象外

執筆・編集:コツコツFP編集部/編集長:Taro

内容の確認情報

主な一次資料・確認先

  • 金融庁:保険会社向けの総合的な監督指針
内容確認・法改正への対応方針を見る →

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