コツコツFP用語辞典
コツコツFP 用語辞典›リスク管理(保険)

契約転換制度

3級から

FP3級から出てくる用語です。2級・1級でも必要になります。

今入っている生命保険を「下取り」に出す形で、同じ保険会社の新しい契約に切り替える制度です。転換前の契約の積立部分(責任準備金や配当金)を、新契約の保険料に充当できます。

  • ・転換には告知や医師の診査が必要(無条件で乗り換えられるわけではない)。
  • ・新しい保険料は転換時点の年齢・保険料率で再計算されるため、一般に若いころより保険料は上がりやすい。

「今までの契約を下取りに出して、新しい保険に買い替える」とイメージすると分かりやすいです。

転換のしくみ(下取り方式)

契約転換制度は、現在契約している生命保険の積立部分(責任準備金や配当金など)を「下取り(転換価格)」として、新しい契約の一部にあてるしくみです。

要点は3つです。

  • ・利用できるのは同一保険会社内のみ。他社の契約へは転換できません
  • ・転換すると元の契約は消滅します
  • ・実質は「新しい保険への加入」と同じ扱いになります

告知・診査と保険料の再計算

契約転換は新規加入と同じ扱いのため、手続き・保険料の両面で注意が必要です。

  • ・告知や医師の診査が必要です(無条件で乗り換えられるわけではない)
  • ・転換後の保険料は、従前の料率ではなく転換した時点の年齢・保険料率で再計算されます

「更新型(特約)の更新」との混同に注意します。手続き別の告知・診査の要否は次のとおりです。

  • ・契約転換:必要
  • ・失効後の復活:必要
  • ・更新型特約の更新:不要
  • ・払済・延長保険への変更:不要

転換するかどうかの判断ポイント

契約転換は便利な半面、必ず有利になるとは限りません。判断の物差しを持っておきます。

  • ・予定利率:転換後は転換時点の予定利率が適用されます。予定利率の高い時期に加入した旧契約を転換すると、貯蓄性の面で不利になることがあります
  • ・保障内容:転換で元の契約は消滅します。転換前後の保障内容・保険期間・保険金額を必ず比較します
  • ・充当方法:下取り価格(転換価格)を新契約のどの部分に充てるかで複数の方式があり、同じ転換価格でも保険料や保障の形が変わります

試験では「転換すれば従前の予定利率・保険料率が引き継がれる」という記述が定番の誤りです。転換は新規加入扱いで、利率も料率も転換時点のものになります。

⚠️ 試験のひっかけポイント

  • ・

    「契約転換は告知・診査が不要」は誤り。契約転換は新規加入扱いで告知・診査が必要(不要なのは更新型特約の更新)

  • ・

    「転換後の保険料は転換前の契約時(10年前・20年前)の年齢・保険料率がそのまま引き継がれる」は誤り。転換した時点の年齢・保険料率で再計算される

  • ・

    「他の保険会社の契約へも自由に転換できる」は誤り。契約転換は同一保険会社内でのみ利用できる

  • ・

    更新型特約の「更新(告知不要)」との混同を狙う出題に注意。告知の要否が転換(必要)と更新(不要)の最大の違い

執筆・編集:コツコツFP編集部/編集長:Taro

内容の確認情報

最終内容確認日:2026.08.05

主な一次資料・確認先

  • 金融庁:保険会社向けの総合的な監督指針
内容確認・法改正への対応方針を見る →

関連用語

  • 予定基礎率
  • 生命保険料の仕組み
  • 告知義務
  • 払込猶予期間
  • 失効と復活
  • 契約者貸付
  • 自動振替貸付
  • 払済保険・延長保険

アプリで解いて覚える

App Storeで無料コツコツ FP3級App Storeで無料コツコツ FP2級
コツコツFPについて詳しく見る →

読みもの

FP学習コラム読む →アプリのはなし準備中 →

契約転換制度を、問題で身につける

『コツコツ』は、この用語が出る一問一答から本試験レベルの問題まで“つい解いてしまう”学習アプリ。まちがえた問題は忘れかけた頃に自動でまた出るから、用語がちゃんと記憶に残ります。FP3級・FP2級、どちらも無料ではじめられます。

アプリについて詳しく見る →
App Storeで無料コツコツ FP3級
コツコツ FP3級をスマホで開くQRコードスマホで開く
App Storeで無料コツコツ FP2級
コツコツ FP2級をスマホで開くQRコードスマホで開く

本用語集は試験対策用の一般情報です。個別相談ではありません。詳細・編集方針

← 用語集の一覧へもどるリスク管理(保険)の用語一覧コツコツFP(FP3級・2級の独学アプリ)FP学習コラムアプリのはなし(準備中)