急なケガで入院・通院したり、後遺症が残ったりしたときに保険金が出る保険です。ポイントは「病気」ではなく思いがけない事故によるケガを対象にしていること。「急に・偶然に・外から」起きたケガに備えるもので、日常やレジャーでのケガにそなえる保険、というイメージです。
FP3級から出てくる用語です。2級・1級でも必要になります。
急なケガで入院・通院したり、後遺症が残ったりしたときに保険金が出る保険です。ポイントは「病気」ではなく思いがけない事故によるケガを対象にしていること。「急に・偶然に・外から」起きたケガに備えるもので、日常やレジャーでのケガにそなえる保険、というイメージです。
普通傷害保険が補償するのは、急激性・偶然性・外来性の3要件をすべて満たすケガに限られます。
この物差しで、次のものは要件のいずれかを欠くため対象外になります。
表:普通傷害保険の対象外事象と欠ける要件・理由
これは標準的な約款での代表的な整理です。実際には具体的な事故の原因や付帯した特約により扱いが変わることがあるため、単一の要件だけで機械的に判定しません。「お腹が痛い=外から?」といった直感に引きずられず、疾病か外傷かで判定するのがコツです。なお普通傷害保険は国内外・24時間・就業中のケガも対象で、病気を対象にしないため健康状態は原則問いません。
普通傷害保険の保険料は、被保険者の年齢や性別では変わらず、被保険者の職業(職種級別)によって異なります。
医療保険との入替えが定番なので、セットで整理します。
保険料が変わる要素が違います。
同じ「傷害」でも、原因が食中毒か地震かで、保険の種類ごとに対象・対象外が分かれます。
表:原因別にみる傷害保険3種の補償可否(食中毒・地震ほか)
海外旅行傷害保険は、地震・噴火・津波によるケガや旅行中にかかった病気(治療費用)も補償し、対象期間は自宅出発から帰宅まで(国内移動中も含む)です。携行品損害を補償する特約も付けられます。
家族傷害保険の被保険者は、本人・配偶者・生計を共にする同居の親族に加え、生計を共にする別居の未婚の子も含まれます。さらに保険期間中に生まれた子も追加保険料なしで自動的に被保険者になります(範囲は事故時で判定)。
この家族の枠組みは個人賠償責任保険でも同じです。なお個人賠償責任保険では業務中の賠償事故・自動車運転中の事故は対象外です。また交通事故傷害保険の「交通乗用具」には、電車・バス・自動車・自転車のほかエレベーター・エスカレーターも含まれます。
「熱中症・靴擦れは必ず対象」は誤り。緩やかに進行するため急激性を欠くとして普通傷害保険では対象外とされるのが一般的(熱中症は特約で対応。具体的な原因や特約により扱いが変わることがある)
「ぎっくり腰・虫垂炎・細菌性食中毒は外からの作用だから当然に対象」は誤り。これらは疾病=外来性を欠くとして普通傷害保険では対象外とされるのが一般的(具体的な原因や特約により扱いが変わることがある)
「普通傷害保険の保険料は年齢や性別で異なる」は誤り。傷害保険は職業(職種級別)で決まる(年齢・性別で変わるのは医療保険)
「細菌性食中毒はどの傷害保険でも対象外」は誤り。普通・家族傷害では対象外だが、国内・海外旅行傷害保険では対象
「地震・噴火・津波によるケガはどの傷害保険でも対象外」は誤り。海外旅行傷害保険では対象(普通・国内旅行傷害は対象外)
「別居の未婚の子は家族傷害保険の被保険者に含まれない/期中に生まれた子は追加保険料が必要」は誤り。別居の未婚の子も含み、生まれた子も追加保険料なしで対象。交通乗用具にエレベーター・エスカレーターも含まれる
主な一次資料・確認先
傷害保険を、問題で身につける
『コツコツ』は、この用語が出る一問一答から本試験レベルの問題まで“つい解いてしまう”学習アプリ。まちがえた問題は忘れかけた頃に自動でまた出るから、用語がちゃんと記憶に残ります。FP3級・FP2級、どちらも無料ではじめられます。
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