とったリスクのわりに、どれだけ効率よく儲けられたかを表す数字です。同じ利益でも、値動きが激しくヒヤヒヤして得たものより、安定して得たもののほうが優秀と考えます。
そこで、リスク(ブレの大きさ)に対する超過リターンの比率で見ます。数字が大きいほど、リスクに見合った良い運用です。投信などの成績を比べるときに使う指標です。
FP2級から出てくる用語です。3級では覚えなくて大丈夫です。
とったリスクのわりに、どれだけ効率よく儲けられたかを表す数字です。同じ利益でも、値動きが激しくヒヤヒヤして得たものより、安定して得たもののほうが優秀と考えます。
そこで、リスク(ブレの大きさ)に対する超過リターンの比率で見ます。数字が大きいほど、リスクに見合った良い運用です。投信などの成績を比べるときに使う指標です。
シャープレシオ =(収益率 − 無リスク資産利子率)÷ 標準偏差
まず収益率から無リスク資産利子率(安全資産利子率)を引いて「超過収益」を出し、それを標準偏差で割ります。超過収益は「誰でも取れる安全資産分を除いた腕前の部分」というイメージです。
計算例①:収益率5.0%・標準偏差5.0%・無リスク利子率1.0%
計算例②: 収益率7.0%・標準偏差12.0%なら
収益率4.0%・標準偏差4.0%なら
手順は先に無リスク利子率を引いてから、標準偏差で割るです。標準偏差は「割る」のであって「引く」のではありません。
比べるときは、同じ評価期間の、同じ年率換算の数値を使うことが前提です。また値が負なら、そのファンドの収益率が無リスク資産の利子率を下回っていたことを意味します。
シャープレシオは「取ったリスク1単位あたり、どれだけ超過リターンを稼いだか」を表す運用効率の指標で、値が大きいほど効率的な運用と評価します。
絶対的なリターンの大小で判定しないことに注意します。上の計算例②では収益率はP(7.0%)のほうが高いのに、リスク(標準偏差)が大きすぎて、シャープレシオでは低リスクのQ(0.75)がP(0.50)を上回ります。低リスクで着実に稼ぐファンドが、ハイリスク・ハイリターンのファンドを効率で上回ることは実際によくあります。
なお、シャープレシオは単位のない数値なので、答えに%は付けません。
シャープレシオの構成は次のとおりです。
シャープレシオと似た指標にインフォメーション・レシオがあります。こちらはベンチマークを超えた超過リターンをトラッキングエラーで割ったもので、アクティブ運用の評価に使われます。
「無リスク利子率に対する効率=シャープレシオ」「ベンチマークに対する効率=インフォメーション・レシオ」と対比で覚えると混同しません。
無リスク利子率の引き忘れが最頻出の誤答。収益率5.0÷標準偏差5.0=1.0、7.0÷12.0=0.58などとしたら誤り。必ず先に無リスク利子率を引く
「収益率が高いファンドのほうが運用効率が高い」は誤り。シャープレシオはリスク調整後の指標で、絶対リターンの大小では判定しない
標準偏差は「割る」もの。引いてしまう処理は誤り
シャープレシオに%を付けて答えたら誤り。単位のない数値
主な一次資料・確認先
シャープレシオを、問題で身につける
『コツコツ』は、この用語が出る一問一答から本試験レベルの問題まで“つい解いてしまう”学習アプリ。まちがえた問題は忘れかけた頃に自動でまた出るから、用語がちゃんと記憶に残ります。FP3級・FP2級、どちらも無料ではじめられます。
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