コツコツFP用語辞典
コツコツFP 用語辞典›金融資産運用

金利の変動要因

3級から

FP3級から出てくる用語です。2級・1級でも必要になります。

世の中の金利(市中金利)は、景気・物価・為替・お金の量などの要因で上下します。基本は「お金を借りたい人が多い(資金需要が強い)と金利は上がり、貸せるお金が余ると金利は下がる」という需給の関係で判断できます。

  • ・金利の上昇要因:景気の拡張/物価の上昇(インフレ)/円安(輸入物価の上昇)/通貨供給量の減少(金融引締め)
  • ・金利の低下要因:景気の後退/物価の下落(デフレ)/円高/金融緩和

景気が良くなると企業は設備投資などのためにお金を借りたがり、資金需要が高まるので金利は上がりやすくなります。

表:市中金利の変動要因と上昇・低下の方向(景気・物価・為替)

※試験では「景気拡張は金利の低下要因」のように、要因と金利の方向を逆にしたひっかけが定番です。 ※この表の方向は他の条件が同じ場合の整理です。たとえば円安は、輸入物価の上昇を通じて金利の上昇圧力になり得る、という関係を表しています。

金利は資金の需給で決まる

世の中の金利(市中金利)は、「お金を借りたい人が多い(資金需要が強い)と金利は上がり、貸せるお金が余ると金利は下がる」という需給の関係で判断できます。

代表例が景気です。景気の拡張局面では企業が設備投資などのためにお金を借りたがり、資金需要が高まるので市中金利は上昇しやすくなります。逆に景気が後退すると資金需要が減り、金利は低下しやすくなります。

判断に迷ったら「借りたい人が多ければ上がる、貸したい資金が余れば下がる」に立ち返れば方向を間違えません。

上昇要因・低下要因の整理

金利を動かす主な要因と方向をまとめます。

表:市中金利の変動要因と上昇・低下の方向(景気・物価・為替)

物価が継続的に上昇する局面(インフレ)は金利の上昇要因です。円安は、他の条件が同じなら輸入物価の上昇を通じて金利の上昇圧力になり得ます。通貨供給量の減少(金融引締め)も上昇要因です。逆の局面(景気後退・物価下落・円高・金融緩和)は、いずれも金利の低下要因として整理されます。

⚠️ 試験のひっかけポイント

  • ・

    「景気拡張は金利の低下要因」は誤り。景気拡張で資金需要が高まると金利は上昇しやすい

  • ・

    「物価が継続的に上昇する局面では市中金利は低下しやすい」は誤り。物価上昇(インフレ)は金利の上昇要因

  • ・

    要因と金利の方向を逆にするのが定番のひっかけ。「借りたい人が多ければ上がる」で判断する

執筆・編集:コツコツFP編集部/編集長:Taro

内容の確認情報

主な一次資料・確認先

  • 日本銀行:統計
  • 金融庁:所管法令等
内容確認・法改正への対応方針を見る →

関連用語

  • マネーストック統計
  • 主要な経済・物価指標
  • 景気動向指数
  • 名目金利・実質金利
  • 直接金融・間接金融
  • 日本投資者保護基金
  • 犯罪収益移転防止法
  • 金融サービス提供法

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