コツコツFP用語辞典
コツコツFP 用語辞典›金融資産運用

主要な経済・物価指標

3級から

FP3級から出てくる用語です。2級・1級でも必要になります。

景気やモノの値段の動きを数字で表した、経済の健康診断のような統計です。GDP(国全体の生産額)、物価の上がり下がりを示す物価指数、失業や雇用の状況などが代表例です。

景気が良いか悪いか、モノが値上がりしているかを客観的につかむために使われます。市場や政策を読むうえで、いわば経済の「体温計」だとイメージするとよいです。

指標の公表元(内閣府・日本銀行・総務省)

経済・物価指標の問題は「どの役所が公表しているか」の入替えで勝負が決まります。3つの公表元に振り分けて覚えます。

  • ・内閣府:国内総生産(GDP)、景気動向指数
  • ・日本銀行:日銀短観、マネーストック、企業物価指数
  • ・総務省:消費者物価指数(CPI)、家計調査

GDPは内閣府が四半期ごと、消費者物価指数(CPI)は総務省が毎月、マネーストックは日本銀行が毎月公表します。

「CPIは日本銀行」「GDPは総務省」のように入れ替える出題が定番なので、ここで固定してください。

名目GDPと実質GDP

GDPは国内で一定期間に生み出された付加価値の総額で、内閣府が四半期ごとに公表します。物価変動をどう扱うかで名目と実質に分かれます。

  • ・名目GDP…物価変動の影響を含んだ(見たままの)値
  • ・実質GDP…物価変動の影響を取り除いた値

名目値から物価変動の影響を取り除く際には、GDPデフレーター(=名目GDP÷実質GDP×100)を用います。GDPデフレーターが100を上回るとき、名目GDP>実質GDPとなります。基準年より物価水準が高い状態、と押さえてください。

また、GDPには三面等価の原則(生産=分配=支出)があります。支出側で最も高い割合を占めるのは民間最終消費支出(5〜6割)です。

日銀短観とマネーストック

日銀短観(全国企業短期経済観測調査)は、日本銀行が全国の企業を対象に年4回(3・6・9・12月)実施する調査です。業況判断DIなどが公表されます。

業況判断DIは、「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した企業の割合を差し引いて算出します。プラスなら景気が良いと感じる企業が多数派です。

マネーストックは、日本銀行が毎月公表する市中の通貨供給量(通貨量)を示す指標です。

⚠️ 試験のひっかけポイント

  • ・

    「GDPは総務省(または日本銀行)が公表」は誤り。GDP・景気動向指数を公表するのは内閣府

  • ・

    「消費者物価指数(CPI)は日本銀行が公表」は誤り。CPI・家計調査は総務省、企業物価指数が日本銀行

  • ・

    「日銀短観は年2回実施」は誤り。日本銀行が年4回(3・6・9・12月)実施する

  • ・

    「実質GDPは物価変動の影響を含んだ値」は誤り。物価変動を含むのは名目GDP、取り除いた値が実質GDP

  • ・

    GDPの支出側で最大の項目を「政府最終消費支出」「民間企業設備」とするのは誤り。最大は民間最終消費支出(5〜6割)

執筆・編集:コツコツFP編集部/編集長:Taro

内容の確認情報

主な一次資料・確認先

  • 日本銀行:統計
  • 金融庁:所管法令等
内容確認・法改正への対応方針を見る →

関連用語

  • マネーストック統計
  • 景気動向指数
  • 名目金利・実質金利
  • 直接金融・間接金融
  • 日本投資者保護基金
  • 犯罪収益移転防止法
  • 金融サービス提供法
  • 消費者契約法

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