コツコツFP用語辞典
コツコツFP 用語辞典›ライフプランニング

個人バランスシート

3級から

FP3級から出てくる用語です。2級・1級でも必要になります。

ある時点の家計の「資産」と「負債」を並べて、財産の状態を写し取った一覧表です。家計の健康診断のような道具として登場します。

左に資産(預貯金・住宅など)、右に負債(住宅ローンなどの借金)を並べ、その差額が「純資産」です。キャッシュフロー表が「お金の流れ(動画)」なら、こちらは「今の残高(写真)」とイメージすると違いがわかります。

資産・負債は作成時点の時価で計上

個人バランスシートの資産・負債は、購入時の価格(取得価額)ではなく作成時点の時価で記入するのが原則です。株式・投資信託・不動産は値動きするため、現在の評価額で計上します。

生命保険は特殊で、解約返戻金相当額(いま解約したら戻る額)で計上します。まだ保険事故は起きておらず、今確定しているのは解約時の金額だからです。死亡保険金額で計上するのは誤りです。

個人バランスシートの主な項目は、次の額で計上します。

  • ・株式・投資信託・不動産:時価
  • ・生命保険:解約返戻金相当額
  • ・住宅ローン:残債(負債の部)

自宅として利用している土地・建物も、生活の本拠であっても除外せず時価で資産に計上します。

純資産=資産−負債(計算例)

左に資産、右に負債を並べ、その差額が純資産です。

純資産 = 資産合計 − 負債合計

負債を足してしまう符号ミスに注意します。

計算例

  • ・資産 = 預貯金等800 + 株式300 + 生命保険240 + 自宅2,800 = 4,140万円(株式・自宅は時価、生命保険は解約返戻金相当額で計上)
  • ・負債 = 住宅ローン1,900 + その他60 = 1,960万円
  • ・純資産 = 4,140 − 1,960 = 2,180万円

純資産は家計の健全性をみる指標の一つです。プラスであっても、返済の負担、すぐ使える資産の量、将来の収支まで併せて確認します。

個人バランスシートは、キャッシュフロー表(将来の収支の流れ)と違い、ある一時点のストックを時価で切り取ったものです。

⚠️ 試験のひっかけポイント

  • ・

    「自宅不動産や上場株式は取得時の価額(購入価額)で記載する」は誤り。資産は作成時点の時価で計上する

  • ・

    生命保険を死亡保険金額で計上するのは誤り。正しくは解約返戻金相当額(まだ保険事故は起きていない)

  • ・

    「自宅の土地・建物は生活の本拠なので資産に計上しない」は誤り。自宅も時価で資産に計上する

  • ・

    純資産を求める際に負債を足すのは誤り。純資産=資産合計−負債合計

執筆・編集:コツコツFP編集部/編集長:Taro

内容の確認情報

主な一次資料・確認先

  • 厚生労働省:社会保障全般
内容確認・法改正への対応方針を見る →

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