コツコツFP用語辞典
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教育一般貸付(国の教育ローン)

3級から

FP3級から出てくる用語です。2級・1級でも必要になります。

子どもの進学費用を、保護者が国の窓口から借りられる公的な教育ローンです(運営は日本政策金融公庫、「国の教育ローン」とも呼ばれます)。必要なお金を借りて、授業料のほか下宿費や教科書代など幅広い用途に使えます。

日本学生支援機構の奨学金とよく並べて語られます。奨学金は「学生本人が受け取る」、教育ローンは「保護者が借りる」と、だれが借り手かで分かれます。

表:教育一般貸付と日本学生支援機構奨学金の比較(借り手・実施機関・利子)

※両者は併用できる(どちらか一方ではない)。借り手が親か本人かの取り違えが頻出

借主と融資のしくみ

教育一般貸付(国の教育ローン)は、日本政策金融公庫が扱う公的な教育ローンです。

いちばんの特徴は、借主が学生本人ではなく、原則として学生の保護者(親)である点です。奨学金が「学生本人が借りる(受け取る)」のと真逆で、ここが取り違えの定番です。

お金の受け取り方も奨学金と違い、在学中に毎月定額が交付されるのではなく、入学時等にまとめて一括で融資されます。

教育一般貸付の基本は次のとおりです。

  • ・扱う機関:日本政策金融公庫
  • ・借主:保護者(親)
  • ・融資方法:一括融資
  • ・金利:固定金利

融資限度額

融資限度額は、学生1人につき原則350万円です。ただし、自宅外通学・海外留学等の場合は450万円まで借りられます。

表:教育一般貸付の融資限度額(原則/自宅外通学・海外留学等)

「1,000万円」など大きな数字に置き換える誤答が出るので、350万円/450万円のセットで覚えます。

資金使途と返済

資金の使いみちは幅広く、入学金・授業料だけでなく、受験費用・住居費用・通学定期代・パソコン代・国民年金保険料などにも使えます。「授業料にしか使えない」というのは誤りです。

返済期間は最長18年です。

また、日本学生支援機構の奨学金とは借りる人が異なる(教育ローン=保護者、奨学金=学生本人)ため、要件を満たせば両者を併用できます。教育ローンで入学時のまとまった費用を、奨学金で在学中の継続費用をまかなう組み合わせが一般的です。

⚠️ 試験のひっかけポイント

  • ・

    「借主は原則として学生本人」「在学期間中に毎月一定額が交付される」は誤り。国の教育ローンは保護者(親)が借主で、入学時等に一括融資される(毎月交付は奨学金)

  • ・

    融資限度額を「1,000万円」とするのは誤り。原則350万円、自宅外通学・海外留学等でも450万円

  • ・

    「授業料にしか使えない」は誤り。受験費用・住居費用・通学定期代・パソコン代・国民年金保険料など幅広い用途に使える

  • ・

    「奨学金と教育一般貸付は併用できない(どちらか一方のみ)」は誤り。借主が親と本人で異なるため併用できる

執筆・編集:コツコツFP編集部/編集長:Taro

内容の確認情報

主な一次資料・確認先

  • 日本学生支援機構:奨学金
  • 住宅金融支援機構:【フラット35】
内容確認・法改正への対応方針を見る →

関連用語

  • 日本学生支援機構の奨学金
  • 財形貯蓄
  • 元利均等・元金均等
  • フラット35
  • リバースモーゲージ
  • 住宅ローンの繰上げ返済
  • 住宅ローンの金利タイプ
  • 住宅ローンの借換え・団体信用生命保険

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