お金の「今の額」と「将来の額」を、利率を使って計算し合うための道具(かけ算の数字)です。ライフプランで「◯年後にいくらになる?」「毎年いくら積み立てればいい?」を出すときに登場します。
見分けの軸は2つ。「今→将来」なのか「将来→今」なのか、そして「一括のお金」なのか「毎年のお金」なのかです。場面に合う係数を1つ選んでかけるだけの計算、とイメージするとよいです。
FP3級から出てくる用語です。2級・1級でも必要になります。
お金の「今の額」と「将来の額」を、利率を使って計算し合うための道具(かけ算の数字)です。ライフプランで「◯年後にいくらになる?」「毎年いくら積み立てればいい?」を出すときに登場します。
見分けの軸は2つ。「今→将来」なのか「将来→今」なのか、そして「一括のお金」なのか「毎年のお金」なのかです。場面に合う係数を1つ選んでかけるだけの計算、とイメージするとよいです。
6つの係数は「一括の元本か、毎年のお金か」×「将来を求めるか、現在を求めるか」の組合せで整理できます。
表:6つの係数の使い分け(求めたいものと使う係数)
見分けのコツは2つです。
最も混同しやすいのは、どちらも「毎年の金額」を求める減債基金係数と資本回収係数のペアです。
「目標額を貯める→減債基金」「元本を取り崩す・返す→資本回収」と目的で判断します。資本回収係数は住宅ローンの毎年返済額(借入額×資本回収係数)にも使う、実務直結の係数です。
また、6つは3組の逆数ペアになっています。
表:6つの係数の逆数ペア(終価・年金終価・年金現価の3組)
積が約1になるので検算にも使えます(例:終価1.1961 × 現価0.8360 ≒ 1)。「資本回収係数 = 減債基金係数 + 利率」の関係も知っておくと安心です。
係数の名前を忘れても、複利を無視した概算と比べれば表から正しい係数を選べます。
手順:まず複利なしの概算値を出します。次に、「将来を求めるなら概算より大きめ」「現在・毎年必要な額を求めるなら概算より小さめ」の係数を選びます。
例1:600万円を年1%で10年運用します。複利なしなら係数1のままですが、増えるはずなので1より少し大きい1.1046(終価係数)を選びます。0.9053を掛けて元本より減る式は即誤りです。
例2:毎年60万円を15年積み立てます。複利なしで係数15(60万×15年)、運用益が乗るので15より少し大きい17.2934(年金終価係数)です。15より小さい12.8493(年金現価係数)はおかしいと気づけます。
例3:1,000万円を15年で貯める毎年の積立です。複利なしで約0.0667(1/15)、運用で増える分だけ少なくて済むので0.0578(減債基金係数)を使います。
学科の四答択一でも「係数が期間の年数より大きいか小さいか」をまずチェックする習慣が、式の正誤を見抜く武器になります。
減債基金係数と資本回収係数の取り違えが最頻出。「これから貯める積立額=減債基金」「今ある元本の取崩し・ローン返済=資本回収」
「毎年の積立→将来の合計」に年金現価係数と出たら誤り。正しくは年金終価係数(「現」が付くのは現在の必要額を求める係数)
一括の元本を増やすのに年金終価係数を使ったら誤り。「一括」なら終価係数、「毎年」なら年金系の係数
運用して増えるはずなのに1未満の係数を掛ける式は即誤り(例: 元本運用に現価係数)。逆に将来→今の逆算に1超の係数も誤り
住宅ローンの毎年返済額は借入額×資本回収係数。減債基金係数を掛けると返済額が少なすぎて返し切れない
毎年の受取に必要な元本が受取総額より大きくなる式は誤り(例: 毎年100万×10年の原資に年金終価係数を使う)
主な一次資料・確認先
6つの係数を、問題で身につける
『コツコツ』は、この用語が出る一問一答から本試験レベルの問題まで“つい解いてしまう”学習アプリ。まちがえた問題は忘れかけた頃に自動でまた出るから、用語がちゃんと記憶に残ります。FP3級・FP2級、どちらも無料ではじめられます。
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