債券価格は、将来受け取る利息と元本を市場金利で割り引き、現在の価値に直した合計です。市場金利が上がると割引が強くなるため、同じ将来のお金でも現在価値は小さくなり、債券価格は下がります。市場金利が下がれば逆に価格は上がります。
市場金利 → 割引率 → 現在価値 → 債券価格の順に考えると、方向を暗記せずに判断できます。
FP3級から出てくる用語です。2級・1級でも必要になります。
債券価格は、将来受け取る利息と元本を市場金利で割り引き、現在の価値に直した合計です。市場金利が上がると割引が強くなるため、同じ将来のお金でも現在価値は小さくなり、債券価格は下がります。市場金利が下がれば逆に価格は上がります。
市場金利 → 割引率 → 現在価値 → 債券価格の順に考えると、方向を暗記せずに判断できます。
固定利付債券で決まっているのは、将来受け取る利息と元本です。市場価格は、それぞれを市場金利で割り引いた現在価値の合計です。
「金利の高い新発債が出ると、利率の低い既発債は値下げしないと売れない」という説明は、同じ仕組みを買い手側から見たものです。値下がりすると、固定された利息と償還額を少ない購入額で受け取れるため、既発債の利回りが新しい市場金利に近づきます。
なお、途中の市場価格が下がっても、発行体が債務不履行にならなければ、償還時には額面で元本が支払われます。
市場金利が1%から2%へ上がった場合を考えます。
10年後のお金は、変化した割引率を10年分受けるため、現在価値がより大きく動きます。
この原理から試験の条件をまとめて導けます。元本の受取日が遠い、または途中で受け取る利息が少ないと、受取額の重心が将来側へ寄るため価格変動は大きくなります。反対に、元本の受取日が近い、または途中の利息が多いと重心が現在側へ寄るため、価格変動は小さくなります。条件を個別に暗記するのではなく、受取時期が遠い → 割引率の影響を長く受ける → 現在価値が大きく動くとつなげます。
発行価格が額面(100円)とずれている債券を償還まで保有すると、額面との差が損益になります。
表:発行価格の額面差と償還損益(アンダーパー・オーバーパー)
安く買えば得(差益)、高く買えば損(差損)、と方向で押さえます。
「市場金利が上昇すると既発行の固定利付債券の価格は上昇する」は誤り。金利と価格は逆方向(シーソー)で、価格は下落する
「表面利率が高い債券ほど価格変動幅が大きい」は誤り。変動幅が大きいのは表面利率が低い債券(極端な例が割引債)
「残存期間が短い債券ほど変動幅が大きい」は誤り。残存期間が長いほど変動幅は大きい
「オーバーパー(102円)で発行された債券を償還まで保有すると償還差益が生じる」は誤り。100円で償還されるので償還差損になる
債券価格と金利の関係を、問題で身につける
『コツコツ』は、この用語が出る一問一答から本試験レベルの問題まで“つい解いてしまう”学習アプリ。まちがえた問題は忘れかけた頃に自動でまた出るから、用語がちゃんと記憶に残ります。FP3級・FP2級、どちらも無料ではじめられます。
アプリについて詳しく見る →本用語集は試験対策用の一般情報です。個別相談ではありません。詳細・編集方針