1年間(1月〜12月)に受け取った財産の合計から、贈与税を計算する方式です。
1年あたり110万円の基礎控除があり、超えた部分に贈与税がかかります。暦年課税と相続時精算課税は、贈与者ごとに選択します。たとえば、父からの贈与には相続時精算課税、母からの贈与には暦年課税を選べます。
表:暦年課税と相続時精算課税の比較(非課税枠・課税・相続時精算)
※精算課税を一度選ぶと、その贈与者からの贈与は暦年課税に戻せない
FP3級から出てくる用語です。2級・1級でも必要になります。
1年間(1月〜12月)に受け取った財産の合計から、贈与税を計算する方式です。
1年あたり110万円の基礎控除があり、超えた部分に贈与税がかかります。暦年課税と相続時精算課税は、贈与者ごとに選択します。たとえば、父からの贈与には相続時精算課税、母からの贈与には暦年課税を選べます。
表:暦年課税と相続時精算課税の比較(非課税枠・課税・相続時精算)
※精算課税を一度選ぶと、その贈与者からの贈与は暦年課税に戻せない
暦年課税の贈与税の基礎控除は、受贈者1人につき、1年間(1月1日〜12月31日)110万円です。年110万円以下の贈与なら贈与税はかからず、申告も不要です。
重要なのは受贈者ごとという点。父から110万円・母から110万円もらうと合計220万円で、基礎控除110万円を1回だけ引いた110万円が課税対象になります。
暦年課税の基礎控除110万円の要点は次のとおりです。
贈与税は超過累進税率で、特例税率と一般税率の2種類があります。
直系尊属(父母・祖父母)から、贈与年の1月1日時点で18歳以上の子・孫への贈与には特例税率(低め)が適用されます。それ以外(兄弟間・おじおば・配偶者からの贈与など)は一般税率です。
計算は「(贈与額 − 基礎控除110万円)× 税率 − 控除額」。
計算例①
父から18歳以上の子へ700万円
計算例②
父から18歳以上の子へ500万円(特例贈与財産)
表:贈与税の速算表・特例贈与財産用(直系尊属から18歳以上の子・孫へ)
表:贈与税の速算表・一般贈与財産用(上記以外の贈与)
贈与税の課税方法は2つあり、贈与者ごとにどちらかを選びます(何もしなければ暦年課税)。
表:暦年課税と相続時精算課税の比較(控除・対象者・変更可否)
基礎控除110万円を「贈与者ごと」としたら誤り。受贈者ごとに年110万円(父110万円+母110万円なら合計220万円から110万円を1回だけ引く)
直系尊属から18歳以上の子・孫への贈与を一般税率で計算したら誤り。特例税率を使う(例:590万×30%−65万は誤答)
贈与額に直接税率を掛けたら誤り。まず基礎控除110万円を差し引いてから税率を掛ける
「おじ・配偶者からの贈与に特例税率」は誤り。特例税率は直系尊属から18歳以上の子・孫への贈与に限る(兄弟間・おじおば・配偶者は一般税率)
「相続時精算課税を選んでも暦年課税に戻せる」は誤り。その贈与者からは変更不可
主な一次資料・確認先
暦年課税を、問題で身につける
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